メンバー:SK、KK
コースタイム:登山口5:05→鶏冠山第三岩峰ピーク8:17→鶏冠山9:22→木賊山11:49→登山口15:00
地図に道のない尾根を歩きたくて鶏冠尾根に行ってきました。
実際に行ってみると、新しいピンクテープがたくさん付けられていたし、踏み跡もしっかりしていて迷うことはありませんでした。藪もそんなに深くなく、石楠花を多少かき分けながら歩く程度でした。
渡渉点。浅く、流れの緩やかなところを探して渡ります。
沢で事故があったらしく、救助へ向かうため、救助隊の方たちも渡渉していました。
急登が多い登山道を登っていきます。
第一、第二岩峰を登り、
第三岩峰に到着です。迂回路もありますが、せっかくなので登っておきます。
正面を下から見上げての写真です。
念のため持ってきた簡易ハーネスと7mm25mの補助ロープをつけて登りました。
左から回り込めばそんなに難しくないです。正面のフェイスを登りたい場合は、クライミングシューズがあるといいなと思いました。
第三岩峰を登り終え、少し歩くとこの山頂標識が。山頂に着いた~と安心すると、標識の下のほうに「ここは第三岩峰ピーク」と書いてあります。スマホのGPSで確認するとやはり山頂はもう少し先でした。
標識があります。
木に赤テープが付いていたり、ピンクテープが巻かれていたり、踏み後もしっかりしている石楠花の道を歩きます。
鶏冠山山頂に着きました。
ここまで登ってくる間、遠くで雷が鳴っていて怖かったです。
ここからが本番。鶏冠尾根です。藪漕ぎを覚悟して用意してきた、長袖、長ズボン、手袋、サングラス、顔を覆える手ぬぐいなどの「藪漕ぎ装備」をしっかり身に着け、鶏冠尾根に踏み込みます。
しかし、藪はそんなに深くなく、写真のようにピンクテープが豊富についています。
2177mのピークについて一休み。ガスっていて何も見えません。
さあ、きっとここからが本番の藪漕ぎだ!二万五千分の一の地図の地形を頭に叩き込み、自分がどこを歩いているか常に把握しておきます。コンパスも用意してあります。
しかし、行けども行けども藪は深くなく、ピンクテープも付いている。踏み跡もしっかりしている。いつ、道が分からなくなるんですか?と言ってしまったほど。
しかもこんなにかわいい標識が。
ところが、話をしながら歩いていると、道を間違えたことに気が付きます。ピンクテープが無くなる、道がフカフカな感触になる(つまり獣道。人の足によって踏み固められていない)、尾根から外れ、なんか下っている…で気が付きました。なので、ピンクテープがあったところまで戻りました。
二万五千分の一の地図の等高線の幅、形、あと100mは急登だなとか、この急登を終えればあとの150mは緩やかだなとか、小ピークの西側を巻いているなとか、頭に入れた地図の地形と実際の地形をいちいち照らし合わせながら歩くと楽しいし道迷いはある程度は防げるのではないかと思います。
甲武信ヶ岳へと通じる一般登山道へ出ました。今来た道を振り返って撮りました。
木賊山到着です。
甲武信ヶ岳山頂へは向かわず、徳ちゃん新道で下山しました。
尾根伝いに歩くと、ここに出ます。通行止めのロープがしてあります。
私たちは尾根の西側を巻いてきたので、木賊山の山頂標識の近くへと出ました。
地図に道のない尾根でしたが、よく管理されていて歩きやすいです。整備してくださった方に感謝します。楽しく遊ばせてもらい、無事に下山でき、そして、学びの多い山行となったことにも感謝です。
(記 Kumiko)