マナスル登山報告書 2012年9月4日~10月6日

山頂にて

マナスル登山報告書

富士宮山岳会 M.K

【日程】  
2012年  
  9月 4日 成田~香港~カトマンズ
  9月 6日 カトマンズ~サマ村
  9月 7日 高所順応(3800m付近)
  9月 8日 高所順応(4200m付近)
  9月 9日 サマ村~BC(4700m)
  9月14日 BC~C1泊
  9月15日 C1~BC
  9月17日 BC プジャ休養日
  9月21日 BC~C1~クレバス帯手前~C1泊
  9月22日 C1~C2泊
  9月23日 C2~BC(雪崩事故発生)
  9月24日 BC
  9月27日

アタック開始 BC(4700m)~

C1(5300m)

  9月28日

C1(5300m)~C2(6300m)~

C3(6800m)

  9月29日 C3(6800m)~C4(7450m)
  9月30日

C4(7450m)~

マナスル(8163m)登頂~C4~C3~

C2(6300m)

 10月 1日 C2(6300m)~BC(4700m)
 10月 3日 BC(4700m)~サマ村(3300m)
 10月 4日 サマ村~カトマンズ
 10月 5日 カトマンズ~香港
 10月 6日 香港~成田~帰宅
【登頂して思うこと】

還暦を越えての8000m峰に登頂することになるとは、山を始めころには全く思いもよらなかった。思えば、山を始めたころは、1ドル360円の戦後高度経済成長期のスタート期。この間、趣味して、社会人、家庭人、趣味人としてバランスをとりながら登山を楽しんで来た。そんな、個人が「より高く」を求めた8000m峰マナスル登山でも、2003年までのマナスル登山の死亡率は、21.7%(ちなみに、エベレストは9.3%)もある。これまで、幸いにも、ケガをすることもなく、今も登山を楽しみ続けることができる。これからも、山に対する謙虚さ失わず接し続けたい。それは、何回か立ち会ってしまった、山で散った仲間への追悼と、次世代の若い登山者に登山の楽しさを、自分の生きザマで示せればと思うからだ。南極の山への夢を見て、これからも登山を楽しむ団塊世代の登山家であり続けようと思っている昨今である。

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